こんにちは。another sense.の中の人です。
この秋は読書の秋ということで、
今、なにかとたくさんの自己肯定感を高める本を、
ちらほら見かけます。
その中で
『自己肯定感を高めるポジティブ心理学』
を読み、なかなか興味深い内容でしたので
感じたことを書きます。
自己肯定感とは?
『自己肯定感』とは何なのか?
人によっては、自己肯定感のことを
自尊心という方もいますね。
世間ではネガティブ思考のことを自己肯定感が低いと
言われますが・・・
ネガティブとは・・・
ネガティブという言葉の意味は、
否定的・消極的
●何か失敗したとき
●努力が実らなかったとき
●挑戦が出来なかったとき
●必要なものが手に入らなかったとき
●嫌なことが続いたとき
●褒められなかったとき
私たちはつい、
自分の中に原因を求めて
気分が落ち込みます。
時には、周囲の何かだったり
運のせいにしたりしても、
それでも落ち込みは変わりません。
一体何がそうさせるのか。
そういった心の働きを、
ネガティブ思考、
もしくは、マイナス思考
といいます。
そして、その反対が、
ポジティブ思考です。
なので、
ポジティブ思考=自己肯定感が高い
ということになります。
以上のことを踏まえて、
自己肯定感について触れてみます。
自己肯定感には2種類ある
この本では、
自己肯定感には2種の要素が含まれているといいます。
自分なりに租借して表現すると、
〇基本的自尊感情〇
他者から比較されず、
ありのままの自分を受け入れる感情
〇社会的自尊感情〇
他人から認められたり、
他者と比較して培われたり損なわれたりする感情
この2つが大切だということをこの本で紹介しています。
ポジティブ思考に注目した心理学
私がこの本を特に興味を持った点がここです。
今までの心理学は、
心神喪失や鬱を引き起こす、
いわゆるネガティブ思考を分析すること
が主流だと思っていたからです。
そこに、
“どうして幸せなのか?“
“何が人生に幸せをもたらすのか?”
に目を付けた
マーティン・セリグマンという
心理学者が潜在能力と可能性に
光を当てるべきだとして、
ポジティブ心理学が1998年にできた
と言われているみたいですね。
なので、比較的新しい学問のようです。
幸せの形は人それぞれとは言いますが
本当にそれぞれではないのでしょうか?
ここで私がとても興味を惹かれた点があります。
“自分の行動で幸せの4割がきまる”
…どういうこと?
本書では、幸福度を100%とした場合の割合が
1‐遺伝で決まるもの・・・50%
2‐考え方や行動で決まるもの・・・40%
3‐環境で決まるもの・・・10%
とありました。
個人的には遺伝で決まる50%のその根拠に、
とても興味を惹かれたのですが、
ポジティブ心理学ということで
行動や思考法に絞って説明されているので、
私としては気分的に消化不良です。
とりあえず、残り50%のうち、
環境などの外的要因が10%
人の内にある内的要因が40%
ということで、
考え方や行動次第で
幸せを自身にもたらすことが出来ると
いうことは理解しました。
そしてここでは割愛しますが、
ポジティブ思考になるための
実践ワーク方法が
いくつか紹介されていたので、
実際に本を手に取って
実践してみるものいいでしょう。
実践ワーク方法の内容は、
ほとんど自分の感情や行動を用紙に書き込み、
第三者目線になり、
自分の心の動きなどを振り返ることで
考え方や心の動きの癖を直していく
というアプローチ方がほとんどです。
すべての方法を同時進行で
実践するのはとても大変なので、
試しにどれか一つをじっくり実践するのが
良いかなと思います。
また、ネガティブ思考に陥りやすい
完璧主義
悲観的
落ち込みやすい
思い込み
に対しての思考のアプローチ方法は
とても良いと思いました。
なぜなら、社会に出たての時の
私自身がまさにそれでしたので。
その分、本書の内容的には、
目新しい部分が少なめと感じました。
けれども、これから社会に出ていく
頑張り屋の若者には、
とてもいい内容ではないでしょうか。
※あくまでも、本書を読んでみた感想なので、内容を否定するものではありません。
今回紹介した本はこちら↓