ギュスターヴ・モロー展に思う近代アートと展示会の発展。

こんにちは。another sense.の中の人です。

先日パナソニック汐留美術館にて開催されていた『ギュスターヴ・モロー展 ― サロメと宿命の女たち ―』を鑑賞してきました。

近年、近代アートを鑑賞する人が増えてきていますね。

ここで、モローについて少し話していきたいと思います。

フランスのパリ出身の象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モローは1826年から1898年を生きた画家です。

1800年代なら日本では江戸時代(享和~慶応)ですね。この時代のフランスをはじめとしたヨーロッパは、フランス革命を機に自由主義とナショナリズムが広がりました。(※ナショナリズム;国家または民族の統一・独立・発展を推し進めることを強調する主義・運動)イギリスも工場化による生産力の増大による産業革命が始まりました。

かの有名な日本の葛飾北斎は、1760年~1849年。その頃には版画技術が盛んだった時代です。

そんな中で、聖書や神話に題材をとった幻想的な作風の作品をたくさん生み出したのがモローです。

さて、ギュスターヴ・モロー展ですが、展示室に入った第一印象はお洒落でした。

壁の色が展示室ごとにピスタチオ・ベージュ・ラベンダー・ピンクカラーとフランスの伝統色をあしらった粋な演出でした。

まさに、ふんわりしたタッチの油絵にマッチしていました。

今回の副題『サロメと宿命の女たち』とあるようにパリのモロー美術館の中から女性をモチーフにした絵画を中心に展示していました。近代アートにおいて女性は切っても切れない関係のようです。

そうそう、この展示会場の演出でオモシロイと思うものがありました。

それはディスプレイで作品を観るということ。

作品の細部まで美しく撮影された画像はスマホと同じく拡大することが可能。

普通なら作品を触ったりしてはいけないし、作品との距離もあるので目が悪い人は細部まで観察するのはとても困難でしょう。けれど、タッチパネルディスプレイによって細部まで観察し、作品の知りたい詳細をも見ることが出来るのはとても画期的だと感じました。

最近の美術館での展示は演出があって、鑑賞者に作品や画家の世界感や時代背景を伝えてくれる。観る者にとって作品はその作家の背景にある世界・時代・宗教感・心情の表現をより深く知ることが出来ます。

昨今色んな○○力という言葉が流行っていたことありました。

その言葉を借りると、美術館に足を運び、ゆっくりとアートを鑑賞できるということは鑑賞力がある人なのではないのでしょうか。

 

あまり馴染みがないからと避けるのではなく、とりあえず行ってみては?

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